さて、なうぷれは「夜風とハヤブサ」です。Indigo la END。
ここからは、ノミネート作品紹介の後半戦です。そろそろ飽きてきた人もいらっしゃるのではないでしょうか。私は逆にエンジンかかってきましたけどね。クソ楽しい。
・いるかStarlight（みきとP）
2020年上半期でも賞を獲得されたみきとPさん。前回はPLATONIC GIRLで受賞されました。そこからみきとPさんの曲色々聴いてみるか～と思って徘徊して出会ったのがこちらの曲。沢山曲を出されている中で、偶然にもこの曲を初めに知って一発で好きになりました。そこで満足してしまったので、みきとPさんの曲色々聴いてみるか計画は1ミリたりとも進んでいません。例えるなら、ギャルゲーで主人公の家の隣に住んでいる幼馴染に一目惚れした感じです。幼馴染キャラって、こちらが一目惚れしたとしても主人公は昔からずっと一緒に過ごしてきているんですよね。主人公と自分の中で生じる矛盾、悲しいですね。皆さんは幼馴染キャラと聞けば誰を思い浮かべますか？私はサヨリです。サヨリ幸せになってな…。首吊りシーン怖すぎて泣きました。あゝドキドキ文芸部。
で、一目惚れした幼馴染はいるかでした。こちらの曲はいるかと調教師さんの曲です。いや、この歌に調教師という言葉は似合わないなあ。（調べました。ドルフィントレーナーというみたいです。こっちのほうが似合うね。）
歌い出しはいるかの鳴き声です。嘘じゃないよ。キュゥキュゥ。メロディも歌詞も世界観も全部が大好きです。今も聴いているんですけど定期的に鳥肌が立ちます。歌詞がね、いいです。１番がトレーナーさんサイドで、２番がいるかサイドの歌詞なのかな？歌詞がとっても面白くて、「レッスン中にコラ！集中しなさいな」だとか、「合図ちょうだいよ なんでもいいよ 遊び足りないや」とか。いいね～。そして、1曲を通して歌詞に変化があるタイプのsongでもあります（だいすき）。いるかサイドの歌詞として「みんな笑顔にさせなくっちゃ」というものがあるんですが、ラストの大サビでは「君を笑顔にさせなくっちゃ」に変化します。君が誰を指すのかは聴けばわかる。泣きますね。
はい。そしてこちらの曲、みきとPさんのオフィシャルYoutubeチャンネルでも再生回数が700ほどしかないです。おどろき。なんかそもそもCDがヴィレヴァン限定販売だったとかで、あんまり知名度が高くないのかな？うーん、出逢えたの奇跡…。LINE MUSICの徘徊って、有名とか人気とかそういう尺度にあまり影響を受けないんですよね。等しく出会えるチャンスが私は好きです。キュゥ。
・Profile（LUCKY TAPES）
きました！この曲は思い出がいっぱいです。
まあまあ前から知っていたんですが、この秋にどハマりました。周回曲。ずっとラキテの曲だと思っていたけど、違いました。もともとはペトロールズという方たちみたい。ペトロールズさん、全然知らなかったけれど、調べてみたらボーカルの人は浮雲さんという名義もあるらしい。それ、東京事変やないか！とりあえず原曲バージョンはっとこ。
Tシャツにもっさりした感じで歌ってるのかっこいい。公園にいるおじさんじゃん。間違って壇上に上がっちゃいました～感が良い。動画のコメントにある「脱力感の神様を味方につけてる」、「客が風に揺れる草みたい」ってのが死ぬほど好きです。
で、これね、曲はもちろん大好きなんですけど、思い出の詰まった曲でもあります。その思い出を書きます。誰も読まなくてもいいので。自分の為に書く。ちょっとぼかして書く。
2020年に知り合った人がいました。一つ下の子。男か女かはこの際どうでもいいので、書かないことにします。お互い本が好きで、初めて会った日に９時間も話をしました。その日はたしか薔薇園と喫茶店と居酒屋に行ったかな。で、事前に、「お勧めの本３冊をプレゼンし合おうね」と言っていて、その子はわざわざ３冊とも持ってきてくれました。中には分厚いものもありました。リュック重たかっただろうに！で、その中にあったのが本多孝好の「Moment」。舞台が病院のその本は、死に関するテーマが多いのです。一緒に本屋に行き、購入しました。いつもは古本屋でしか買わない私が、です。古本屋はもう既に誰かの思い出が詰まってる気がして、いつもはそこが好きなんですけど、今回は新しく買って良かったと思います。なんとなくですけど。
本はゆっくり読むタイプの私ですので、読みながらまた遊んで、1章の感想を言って、家帰ってまた読んで、みたいな。遊ぶうちに自然と手を繋ぐようになりました。誰にも言えないことを互いに話したりもしました。純粋に良い関係です。
しかし、この関係には終わりがありました。その子は春に遠くへ行くようです。新生活。もう会えなくなるし、たぶん、わざわざ会う関係にはならないと思います。終わりがあるってお互いが思ってる感じ。その子はもしかしたら将来、海外のとある国に移住するかもしれないらしく、そこは私が語学留学したいと思っている国でもありました。その国はめちゃくちゃでかくて、私は右に、向こうは左側に住むことになりそうです。だから、その時は真ん中の町で待ち合わせしようという約束を交わしました。そんな話をして家に帰り、Momentの続きを読みました。2章。女の子の復讐の話です（私は今バトル漫画の話をしているわけではありません）。その子は病気で死んでしまう…のですが、その話を読んでいる間、何故かは覚えていないけど、この曲を流してました。いやほんとなんでだろう？全然覚えてないけど、繰り返し再生にしてたな。なんで？
DAX × lute：LUCKY TAPES「Profile」
風になろうじゃない
二人飛び込めば ほら空に溶かすみたい
必ず交わる 知らずに交わる
まだ寄り添っていたい 離れられる気がしない
いつでもHold me tight
必ず始まる 知らずに始まっている
まさに風に揺れる草の気分です。バイバイした後に聴いたら、その子のことを思い出すんだろうなーな曲です。
ダラダラ書いてしまいました。もちろん曲自体もすっごい良いんですよ！ボーカルくんの声がこの歌にぴったりはまっています。素晴らしい。私の中でこの曲は芸術です。美術館にある大きい絵画のイメージ。私の中でのラキテピークは2017年だったのですが、2020、また新たに伝説をつくってくれて本当にありがとう。声と、スロウメロウな世界観（スロウメロウ？）が大好きです。
ちなみに、その子とバイバイするときはお勧めの本を1冊プレゼントしあうことにしました。自分の本棚にある本をそのまま渡す…そんなこと今までしたことないぞ。渡す本を私はもう決めています。が、それは二人の秘密なのでここには書きませんプププーーーーー！！！！！！！！！何年後かにもし真ん中の町で会ったら、感想を言い合うんじゃい
はい、じゃあここでコマーシャルです！なうぷれはLUCKY TAPESの「Boogie night」！いいうた！
